121回Update(※2027年5月ころ公開予定※)

120回に続き、121回も動画での販売ではなく、本ページにて文字ベースの無償提供といたしました(全XXUpdate項目)。
medu4テキスト(科目名だけの場合は『あたらしいシリーズ』です)の該当セクションをそれぞれお示ししましたので、そちらに追記いただけますと幸いです。
むろん一語一句すべてを追記する必要はなく、ご自身に必要と思われるエッセンス部分のみをご採用いただく形で大丈夫です。
各項目の国試番号をクリックすると、実際の問題に飛ぶ便利な仕様になっています(事前のQRコードログイン必須)。
※Update講座の趣旨はこちら。
※正答を導くために必要な知識に限定しています。たとえ新出事項であっても、常識で解けるようなケース、知識ではなく理論的に考えて導くケースでは省略もあります。

121XX  準備中(テキスト XXX)

腎・尿管結石症は、近年の食生活の欧米化や生活習慣病の増加を背景に、本邦における罹患率が上昇傾向にある疾患である。生涯有病率は男性で約15%、女性で約7%と報告されており、決して稀な疾患ではない。

好発年齢は40〜50歳台であり、若年者に多いわけではない。性差については男性に多く、男性は女性の約3倍の頻度で発症するとされる。これは食事内容や代謝の違い、男性ホルモンの影響などが関与していると考えられている。

発生部位による分類では、上部尿路結石(腎・尿管結石)が下部尿路結石(膀胱・尿道結石)よりも圧倒的に多く、全体の約95%を占める。膀胱結石は前立腺肥大症や神経因性膀胱に伴う尿停滞を背景に高齢男性で生じることがあるが、頻度としては上部尿路結石に遠く及ばない。

近年とくに注目されているのが、糖尿病・メタボリックシンドロームと尿路結石症との関連である。インスリン抵抗性により尿中pHが酸性に傾き、尿酸結石の形成が促進されるほか、肥満に伴うシュウ酸の腸管吸収亢進も結石形成リスクを高める。糖尿病患者では非糖尿病者と比較して尿路結石の発症リスクが有意に高いことが疫学研究で示されており、生活習慣病の文脈で尿路結石症を捉える視点が重要となっている。